画にタイムトラベラーらしき女性が映っている、と
いう話題に新展開があった。
あの女性が持っている携帯電話のようなものは、
19世紀型の補聴器なのだそうだ。
専門家の指摘によると、これはラッパ型補聴器
(Ear Trumpet)という。
昔のことなので現代のように電気式ではない。
だが当時としてはメカニカルな仕組みで、周囲の
音を集める共振型の補聴器としてかなり普及した
そうだ。
耳の後ろに手を当てて聞くような形と同じである。
でもそれならSP盤のプレーヤーのようにラッパ型
の丸い形ではないのか、というと必ずしもそうでは
なかったようだ。
この女性が持っているような短くてコンパクトで長
方形のものも珍しくなかったようである。
こうした共振型補聴器は20世紀に入ってからも
大量に製造され使用されていた。
そう言えば、シャーロックホームズとかの時代の
小説には、こうした非電気式の補聴器が出てくる。
やはり、この女性はタイムトラベラーではなかった
ようだ。
当ブログでは、当初からタイムトラベラー説は否定
していた。
あの女性が持っているのは携帯電話でなく、ようか
んだ、という新説を提唱していたのだ。
ムムム、残念。
あれは、ようかんではなかったのか。