不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

朝の竜巻。

 本日は連載を中断して昨日、当地で発生し
た竜巻と思われる現象について記すことにす
る。
 竜巻と言ってもこれは現時点では気象庁
正式に認定したものではない。
 そのため竜巻と断言することは少々気がひ
ける。
 しかし、あれは確かに竜巻に違いない。
 私がみたところ間違いなくそうだ。
 私は竜巻経験者で、竜巻にはちょっとうる
さいのだ。
 昨日は夜半から雨が降っていて、朝になっ
ても雨が降り続いていた。
 元々薄暗い朝ではあったが、7時半になる
と急に暗くなった。
 朝なのに電気をつけた。
 異様な暗さである。
 ドラキュラが出現しそうな暗さである。
 普通の雨雲ではありえない暗さだ。
 見ると雲は真っ黒である。
 それから間もなく、突風が吹き出した。
 台風並みの強風である。
 今年は台風18号で終わったと思ったら、
まだ続きがあったのか。
 私は空けたばかりの雨戸を閉めようとした。
 だが、風が強くてうまく閉められない。
 風でサッシのガラスが少したわんでいるよ
うに感じる。
 何とか力を入れて雨戸を閉めた。
 強風は3分ほどでおさまった。
 庭を見ると、プラスチックの如雨露が飛ば
されている。
 如雨露には普段は水が入っていないので、
軽いものなのだが、それでも飛ばされるのは
台風の時くらいのものである。
 
 見渡してみたが、特に被害は無さそうだっ
た。
 竜巻としてはそれほど大きくはなかったの
か、それとも我が家よりも離れたコースを進
んで行ったのか。
 今年は大風の被害にあった当地ではあるが、
駄目押しのようにまた吹くとは、自然は私達
に辛く当たりすぎる。
 こんな年は10年に一度で十分だ。
 
 その日の午後は、雲が多かったものの洗濯
物が外に干せるほどの天気になった。
 竜巻の痕跡は倒れた庭の草花とその周囲の
雑草にしか残っていなかった。