不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

線の切れ目が縁の切れ目。その⑩

 我が家からシーリング変換プラグを盗んで
行ったS電器店の主人も、まさか180円ほ
どの物をわざわざ取り返しに来る、とは思っ
ていないだろう。
 だが、そうはいかない。
 私には常識的価値観が通じない時があるの
だ。
 ここは、何としても取り返して、こちらの
感情的しこりも取り除きたい。
 S電器店の主人には、今回のシーリング変
換プラグ窃盗の疑いと10年前の二またコン
セント窃盗の疑いもある。
 10年前のことを未だに覚えているとは執
念深いな、と思われるかもしれない。
 だが、信用していた電器店の主人がお客の
家で白昼に窃盗を働いたのでは?という疑念
はそう簡単には払拭出来ないものである。
 しかもS電器店パナソニックが認定した
スーパーパナソニックショップである。
 信用の裏にうごめく暗い部分を知ってしま
えば見過ごすわけにはいかない。
 シーリング変換プラグの窃盗がS電器店
主人の仕業だとすれば、10年前の二またコ
ンセントの窃盗もS電器店の主人の手による
ものに違いない。
 何しろ他に可能性がある人がいないのだ。
 それにしても電器店の主人が、①お客の家
で②白昼お客が見ている前で③自分の店でも
扱っている③価格にして200円以内のもの
を盗む、と言うこと自体が通常ではありえな
いことである。
 シーリング変換プラグも二またコンセント
も5センチ以内の小さなものなので、工事や
設置のドサクサに紛れ片手に隠して持ち去る
ことは可能なのである。
 それをお客が見ている前で行うとは、この
電器店の主人は、どういう人間なのだろう
か?
 この人は一種の病気なのではなかろうか?
 では、どうしたら良いだろうか?
 
 私はこの場合は正攻法で行くことに決めた。

 ~続く~