不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

酒井法子容疑者にバックはいたのか?その②

 テレビのコメンテーターたちは、酒井容疑
者のバックに何らかの組織があり、それらが
手引きして身を隠し逃亡していたのだろうと
語っている。
 だが、こうした組織はそんなに親切ではな
い。
 麻薬を密売している組織(日本においては
暴力団)は、売ったら売りっぱなしである。
 お客が困っているからと言ってアフターフ
ォローをするようなことはしない。
 酒井容疑者夫婦が良いお客だったからとい
って面倒を見るようなこともしない。
 第一、逃走の手助けをしても組織には何の
メリットも無い。
 ここで助けておけば、いずれまたうちで薬
物を購入してくれるかも?なんてことは考え
ない。
 いくら良いお客でも、一度警察にマークさ
れたら、組織にとっては危険な存在となる。
 組織がそのお客との関連を疑われたら警察
から身包みはがれる様な家宅捜査が行われて
しまう。 
 そんなことは組織としては、何としても避
けたい。
 警察に追われている麻薬使用者を匿う組織
などあるとは考えられない。
 理性も知性も失いかけている麻薬使用者の
面倒を見るような忍耐力があれば、そもそも
そうした組織の構成員になどならないからだ。

 日本に暴力団以外の麻薬シンジケートがあ
るのでは?と妄想している方もおられるよう
だが、そんな組織も無いと思う。
 そうした海外の麻薬シンジケートは、自国
内に麻薬の原料の産地や製造工場をあり、利
幅が大きい。
 原材料から最終製品まで押さえているので、
その力は強大となる。
 日本の場合、一部の麻薬使用者による栽培
を除くと密輸と密売だけなので、麻薬シンジ
ケートを組織するメリットが無い。
 酒井容疑者の6日間の行方不明には、よく
分からないことも多い。
 だが、不可解な事象のバックには、得体の
知れない組織・集団が控えていると考えるの
は早計である。

 テレビ局はありえないことについて議論す
るのは、そろそろ止めた方が良いと思う。