不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

象を追い払う蜂。

 日本でもサルやシカなどの獣害が大きな問
題になっている。
 野生の動物が畑や植林した山などをを荒ら
してしまうのだ。
 これがアフリカだと様子が違ってくる。
 アフリカでは象が畑を襲うのだ。
 象は日本などアジアでは友好的な動物とし
て親しまれている。
 アジアの象は性格がおとなしく、観光地の
乗り物としても活躍している。
 世界のサーカスでお馴染みの象もアジア象
である。
 だが、アフリカではそうではない。
 アフリカの象であるアフリカ象はおとなし
くなく人間などお構い無しだ。
 アフリカの農家では、象除けに畑周りにフ
ェンスを設置して対策を講じていることが多
いようだ。
 象害である。
 しかし、そのフェンスを突き破って来る象
もいて、農家はお手上げ状態であった。
 こうした状態に対する朗報が共同通信社
どで報じられている。
 英国オックスフォード大の研究では、象に
ついて研究し、象がハチを怖がることを突き
止めた。
 フェンスにハチの巣を付け、これで象を追
っ払うのだ。
 象がフェンスに激突、侵入しようとすると
巣を壊されたり落とされたハチが怒って象の
目などを攻撃するのだ。
 目をやられては象もたまらない。
 それらの象は、ハチの羽音の録音を流すだ
けで退散することもある。
 ある農家では被害が8割以上も減ったそう
だ。
 偉いぞ、ハチ。
 この防御策は経費もそれほどかからず、実
用性も高いと思われる。
 こうした研究がより一層進むことが望まれ
る。