不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ガス炊飯器の現役引退。

 炊飯器をセットしようと蓋を閉じようとし
た。
 すると、「ピョン!」という音がした。
 蓋が閉まらない。
 見ると炊飯器の蓋の留め具のプラスチック
が欠けている。
 音がした瞬間に砕けて飛んでいってしまっ
たようだ。
 蓋が閉まらなくなってしまった。
 このガス炊飯器の蓋は力を加えなければ、
上に上がって開いている構造になっていて、
その蓋を留め具で押さえて閉じさせるという
形になっているのだ。
 これでは、米は炊けないではないか。
 とうとうこの炊飯器にも寿命が来たのか。
 この炊飯器は既に15年以上も使われている。
ひょっとしたら、もっと長いこと使われてい
るかもしれない。
 内なべの目盛りも大分剥げてきてしまって
いる。
 もうそろそろ寿命かな、と思ってはいたも
のの、実際に壊れてしまうと少々寂しい。
 それでも、と思って見てみる。
 壊れているには、蓋の留め具の部分だけで、
他は特に損傷も無い。
 これは、炊飯の時に蓋の上に重しをしたら
米は炊けるのではなかろうか?
 私は炊飯器の上に厚く重い皿を一枚乗せて
みた。
 蓋はきっちり閉まった。
 ガスを入れて炊飯開始だ。
 見ていると、普通に炊けているようだ。
 
 さて、炊けただろうか。
 皿をどかして蓋を開ける。
 おぉ、炊けている。
 炊き具合もいつも通りである。
 だが、この炊飯器も現役引退の時期が来た
ようである。
 我が家には、電気炊飯器もある。
 次回からは、電気炊飯器に炊飯の任務を担
ってもらうことになるだろう。
 しかし、このガス炊飯器も完全に引退とい
うことではなく、電気炊飯器の非番の日には
また活躍してもらおうかとも考えている。