不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

市政・国政報告会に行ってきた。その④

 私は、代議士の話に退屈し始めていた。
 話の上手下手以前に、その内容がおかしな
ものばかりだったからだ。
 暇なので、私は場内を見渡してみる。
 そこで私は気がついた。
 ご近所さんが誰も来ていないではないか。
 私の家を訪れてこの会に誘ってくれたIさ
んはいたが、それ以外のご近所さんは一人も
いない。
 え~、どういうこと?
 この会って、町内会特有の半強制的に出席
が求められている性格のものではないのか?
 と言うことは、出たくなかったら出なくて
もよかったということなのか?
 
 こうした政治がらみのことに関しては町内
としても強制は出来ないが、出来たら協力し
て欲しい、と言うニュアンスで迫ってくる。
 そうした時に「そんなの個人の自由だ!」と
か言って突っぱねるのが正論なのだろうが、
それをしてしまうと間違いなく気まずくなっ
てしまう。
 町内会も、個人の利益のために動いている
わけではない。
 町内のため、つまり町内への利益誘導のた
めに活動しているだけである。
 利益誘導に関しては、いろいろとご意見も
あろうと思うが、そうでもしなければ石油や
天然ガスが出るわけでもないこの町のことを、
市役所や県と言った行政が気にかけてくれる
ことは無いからである。
 しかも役所は、うるさいところ、力が背後
に控えている場所から手をつけ、それ以外は
ほったらかしにしていても平気な人たちによ
って運営されている。
 特定の政治家を支持して行政に対して圧力
を少しでも持とう、というのは当然のことと
も言える。
 町内会と政治との関係は難しいものではあ
るが、そこは住民の利益と言う点で割り切る
他無いのかもしれない。
 理想を声高に唱えていても予算は回ってこ
ないからである。

 この会にご近所さんが殆ど出席していない
のを知ると、私は余計に力が抜けてきた。

 ~続く~