不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

寝ていて足の裏を蚊に刺された。

 夜になっても少し蒸し暑い。
 私は一眠りしたぐらいで目が覚めた。
 かゆい。
 蚊に刺されている。
 どうもいるのは一匹だけのようだ。
 今年に入ってから、昼間に刺されたことは
あっても夜に刺されたのは初めてだ。
 しかも、眠ってからかゆみで目を覚まされ
るとは、嫌になる。
 勝手に家に入り込んで血を吸うとは、無礼
者め。
 血を吸うだけならまだしも、かゆくなる液
を注入してくる。これが余計なのだ。
 他の存在に嫌われるようなことを本能とし
てしているとは、蚊とは哀れなものである。

 私も、蚊が一匹くらいなら何とか叩いて排
除するのだが、指された場所が悪かった。
 足の裏を指されたのである。
 これはかゆい。
 足の裏は丈夫な部位だと思うのだが、蚊に
刺されるとこれ以上かゆい場所は無い。
 もうこれでは眠れない。
 私は起き上がって蚊取り線香を取りに行っ
た。
 マッチで火をつけてセットする。
 うちには電気蚊取りも何台もあるのだが、
私はどうも電気蚊取りが好きではない。
 電源を入れると安心してしまうのか、その
後それを切るのを忘れてしまう。翌日一日中
つけっぱなしと言うことも珍しくない。
 では、電源を切るのを習慣つければ良さそ
うなものなのだが、それがなかなか出来ない。
 ここは、終わると自動的に消える蚊取り線
香が一番なのである。
 しかも蚊取り線香はゆらめく煙が風流なの
である。
 夏はこれでなくてはいけない。
 私は自分の忘れっぽさを簡単に棚に上げて
しまうのである。

 今年も蚊取り線香が私の安眠を守ってくれ
るだろう。
 蚊の諸君、うちに来ると命は無いからその
つもりで。