不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

善意の人を冷たい海に突き落とした海上自衛隊。

 千葉県南房総市沖合の太平洋でイージス艦
に衝突された漁船「清徳丸」に乗っておられ
た吉清哲大さんは、4年ほど前から東京・上
野公園のホームレスの方を支援するために、
年に3~4回、自分で捕った魚を届けていた
そうだ。
「お金や米でなくて申し訳ないが、この魚を
役立てて欲しい」とボランティア団体に、サ
バやイワシなどを詰めた30箱もの発泡スチ
ロール箱をトラックで自ら届けていたそうだ。

 こういうことは、頭で分かっていても実際
に行動に移すことは、なかなか出来ないもの
である。
 自分で生ものである大量の魚を、千葉県勝
浦市から上野公園まで運ぶだけでも、大変な
労力を必要とする。
 
 政治家や企業家は、ご立派な理想を日夜ご
披露されているが、彼らは基本的に口先だけ
の生き物でこうした貴重な行為に対しては見
て見ぬ振りしかしていない。
 僧侶などの宗教家は、屁理屈を並べてるだ
けで何もしようとしない。
 政治家、企業家、宗教家といった種族は、
自らに利益が上がらないことは、決して行わ
ない特徴を持っているからである。

 日々の目立たない、表立って賞賛されるこ
とのない善意を行動で表すのは、実に難しい
ことである。
  
 このような善意の人を冷たい海に突き落と
した海上自衛隊は完全な責任をとって頂きた
い。
 石破防衛大臣、あなたが今すぐ海に潜って
ふたりを探すべきである。