ヒラリーさん、遂に切れる。

　米国大統領選挙で民主党のヒラリー・クリン
トン候補が選挙対策本部長を更迭した。
　更迭されたドイル氏は１９９１年からクリン
トン氏の下で働き、大統領夫人時代の９３年か
ら８年間スケジュール管理を担当していた42歳
の女性で、側近中の側近である。
　彼女は先日のスーパーチューズデーでの結果
が思わしくなかったため、ヒラリー氏から責め
られていたそうである。
「何よ！あなたが言うとおりにやったら、この
結果じゃないの！（怒）どうしてくれるのよ！」
「も、申し訳ありません。万全は尽くしたつも
りだったのですが・・・」
「ふんっ！もういいわっ！（怒）｝
　とか言う会話が交わされたのではなかろうか。
　社会的に地位が高い人が、裏ではどんでもない
言葉遣いで罵倒するシーンを私はよく見ていたの
で、ついそう思ってしまうのかもしれない。

　それにしても、このタイミングでの選対本部長
の更迭とは、ヒラリー氏も遂に切れてしまったの
だろうか。
　先日、選挙活動費として日本円にして5億3000万
円もの自己資金を投入してしまったので、人が変っ
てしまったのだろうか。

　今ここで人を変えても、後任の人に巨大なプレッ
シャーがかかるだけである。
　うまくいって当たり前、駄目なら失敗者の烙印が
全米注視の下で押されてしまうのである。そんな任
務を喜んで受ける人がいるのだろうか。
　ヒラリー氏は、そんなことも考えられないほど、
余裕が無いのだろうか。

　これで、民主党の候補はオバマ氏に決まったよう
なものである。

　ヒラリー氏は、今後も切れそうな気がする。
　追い詰められたエリートは、切れる時には派手に
切れるものだからである。