不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お調子者の週刊誌は今回は中国食品業界を叩いてみる。

 中国産冷凍ギョーザの件で、日本の週刊誌は中
国産食品について叩きまくっている。
 赤福の偽装が発覚した時には、事件を見て見ぬ
振りして何も書かなかったのとは大きな違いであ
る。
 赤福は、週刊誌をはじめとして紙メディアに大
量の広告を出稿していた。そのため週刊誌等は、
自己規制を引き、あの件を完全に黙殺した。
 営業が再開した暁には、再びたっぷり広告を打
ってもらいたいからである。
 そのおかげで、赤福は週刊誌などに一切書かれ
ずに済んだ。
 私は、各週刊誌をチェックしたが赤福問題を取
り上げた雑誌は、一誌も無かった。驚くべきこと
ではあるが、これは事実なのである。
 さすが大広告主は傷つかないように出来ている
のである。
 そして、このことは週刊誌などの紙メディアに
は正義と呼べるものが存在していないということ
を明らかにしてくれた。
 週刊誌等は、日頃、正義の代弁者のような振る
舞いをしてはいるが、基本的には叩きやすい人や
組織を選んで攻撃するだけなのである。
 反論してこない人や組織、実力行使をしてこな
い人や組織を非難するだけなのである。
 これは弱いものいじめ、大人しいものいじめに
他ならない。

 自分たちの都合によって攻撃する対象を選別し
ているようなメディアに、真実を見極める目があ
るとは到底思えない。

 今回の過剰な中国バッシングの記事を全て鵜呑
みにしてはならないと思う。
 どこまで真実なのか、取材は万全なのか疑わし
いものである。

 将来、ある中国企業が雑誌に広告を大量かつ定
期的に出稿するようになれば、雑誌はその中国企
業を叩くこともなくなるだろう。
 この手法は、決して新しいものではなく、日本
では宗教法人が良く使っている効果的なものであ
る。
 S学会や○福の科学といった団体の紙メディアへ
の安定した広告出稿は、非難記事を完全に押さえ
込んでしまっているのである。
 
 ペンは剣よりも強いのかもしれないが、お金は
それらよりも効果的に作用するもののようである。