不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

インターフォンが鳴らないようだが。

 最近、気がついたのだが我が家のインターフォ
ンは、最近鳴っていないようだ。
 たまの来客がインターフォンを押しているよう
なのだが、鳴っていないらしい。
 私は、鳴っていないかも?とは思っていたが、
お客のボタンの押し方がいい加減なので鳴らない
のだと思っていた。
 とりあえず他人のせいにするとは、私も勝手で
ある。
 だが、インターフォンのボタンの押し方に、い
い加減も何も無いのでは?思い直し、自分でボタ
ンを押してみた。
 やはり、鳴らない。
 鳴っていなかったのだ。
 これは、電池切れか?と新しい電池と交換して
みたが、鳴らない。
 壊れてしまったのか。こういうものは滅多に壊
れないものだと思っていたら、案外脆弱に出来て
いるらしい。
 そんなに頻繁に来客があるわけでなく、使用頻
度も知れているのに壊れてしまうものなのだろう
か。
 
 しかし、良く考えてみると、このインターフォ
ンはもう何年も鳴っていなかったのでは?という
ことに気がついた。
 私は、この家に長く住んでいるのだが、家のこ
とは両親にまかせっきりで殆ど知らないままでい
た。
 その両親が一昨年に相次いで急逝したので、家
のことに関しては分からないことだらけなのであ
る。
 
 色々と思い返してみると、このインターフォン
は既に壊れていたのだが、あっても無くても困ら
ないので、両親は壊れたままにしておいたのでは
なかろうか?
 大きな家で、門から玄関まで距離があったり、
家が広くて玄関で物音がしても聞こえない、とい
うことなら、インターフォンは必要なのだろうが、
我が家程度の大きさの家ならインターフォンは要
らないだろう。
「お~い」と声をかけてくれれば、家のどこにい
ても聞こえるのである。

 さて、この鳴らないインターフォンをどうしよ
うか。
 実際には、鳴っていなくても生活にはまるで支
障が無い。
 本当に用事がある人は、インターフォンを押し
た後に「お~い、○○さん」と声で呼んでくれる
のだ。
 機械の呼び出し音よりも、人の声の方がはるか
に良く通るのである。
 そう考えてみると、新しいものに取り替えるの
も、何かもったいないような気がしてきた。
 
 もうしばらく様子を見てから、検討することに
した。

 あっても無くても困らないものは、持たないよ
うにした方が良い、というのが私の基本方針なの
で、このまま鳴らないインターフォンのままでい
るような気がする。

 しかし、インターフォンが鳴っているのかいな
いのか、今まで気にもとめなかったとは、私もい
い加減である。