不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

クリスマスイブに不機嫌なレジ

 昨日のクリスマスイブに、スーパーに買い物に行
った。
 そのスーパーは、以前このブログに書いた何ちゃ
って百貨店と同グループのスーパーである。
 このスーパーのレジ担当の女性は、会社の方針な
のか、皆20代前半位の女性ばかりである。

 私は、買い物の品をレジに持って行った。
 そのレジの女性は、学生のアルバイトらしい。
 そして態度もツンとしている。
 このスーパーの接客態度は、平均レベルには達し
ているのだが、この女性は珍しくむっつりしている。
 どうしてだろう?
 たまたまご機嫌が悪いのだろうか?
 他のレジの女性の表情も見てみる。
 私の気のせいか、皆むっとしているように見える。

 私の経験と推測によると、クリスマスイブの日に
女の子がアルバイトをするのは嫌なのだろう。しか
も今年は、イブが休日である。
 そんなの関係ない、という人もいるにはいるが、
数としては少ない。
 イブの日は、特別らしい。アルバイトしている場
合ではないらしい。

 一体、いつ頃からクリスマスイブは男女交際の最
適日になってしまったのだろうか?
 元々は宗教記念日なのに、ここ日本では民間風俗
において極めて特徴的な日になってしまっている。
 これは、流行歌や人気ドラマに影響され易い若者
が作り出した風俗なのだろう。

 時代の流行の大半は、他者により感化されやすい
人間によって作り出されていく。
 流れに飲み込まれた人間が、自分も流されつつも
も、自らもまた流れを作り出していくのである。
 その流れを横から見ていて、これは商売になる、
と見込んだ商売人がしつこくプロモーションを繰り
返していくのである。
 日本のクリスマスとは、まさしくそういった流れ
によって出来上がった現象である。

 それを、「イブの神聖な夜」とか言ってもったい
ぶるのだから笑えてしまう。

 人間、何に乗せられようとも自由だが、時には
その背景について考えてみることも必要だと思う。

 私は、レジで会計を済ませた。
 担当の女性は、やはりつんけんしている。
 まぁ、仕方が無い。
 若いうちは、そういうものである。