不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

年賀欠礼ハガキに思う

 郵便局へ年賀状を買いに行った。

 昨年度は両親の喪中欠礼のハガキを葬儀業者が
印刷してくれたので、それで済ませることが出来
た。
 その時は一応喪中欠礼ハガキは料金サービスと
いうことで、枚数と配達希望日をあらかじめ葬儀
業者さんに電話すると、その日に自宅まで届けて
くれた。
 料金サービスと言っても、なんだかんだで結構
な金額を支払っているので、正直なところ格別に
有り難くもなかった。
 あの業界も今後数十年にわたり需要の増加が確
実視されており、そのため新規参入業者も増えて
いて競争が激しい。それで、少しでも他社との差
別化のためには年賀欠礼ハガキ無料サービスくら
いは当たり前になっているのかもしれない。
 こういう葬儀事情と言うのは日常の会話の話題
にも上らないので、実際に経験してみないと分か
らないことが多い。
 最近ではデジタル印刷の技術が発達しコンパク
ト化されているので、葬儀業者も印刷を外注せず
に社内の印刷設備をより整えることができるよう
になっているのかもしれない。
 本当は、お客が住所のリストを葬祭業者に渡し
て住所も葬祭業者で印字して発送してくれると、
より手が省けるのであるが、今のところそこまで
やっている業者はいないようだ。
 喪主にとって、そういった作業と言うのは淡々
と進めなければならないことではあるが、人によ
ってはお金を払ってもやってもらいたい、と言う
人もいるのではなかろうか。
 年賀欠礼のハガキくらい、自分で書かなければ
失礼だ、という意見もおありかもしれないが、現
実には多くの人がパソコンの住所録からプリント
しているであろうことを考えると、この作業を本
人が行っても業者が代行しても同じであるような
気がする。

 葬儀に関することは、どの家にも必ず起こるこ
とではあるが、デリケートな部分があり、あまり
検討されてきていない。
 一般人が葬祭業者に食い物にされないように、
それなりの議論があっても良さそうなのだが、話
が話だけにいつまで経ってもタブー視され続けて
いる。
 タブーのあるところには必ず利権が存在してい
る。
 その利権に群がる業者の醜さもまた、タブー視
されているので公になることはない。
 私達は、暗闇に光を当て真実を知り、妥当な経
済行為を行うようにすべきだと思う。

 人の生き死にで大儲けして良いものであろうか?