本を整理する

　以前までは不定期ながら行っていた手持ちの本の整理
をすることにした。
　私は、基本的に生活必需品以外はあまり買い物をしな
いのだが、本とCDは、つい買ってしまうのだ。
　自分が今どれだけのどのような本やCDを持っているの
かを確認し、不要と思われるものは、それらの進路を決
めてやらねばならない。
　つまり、島流し（リサイクル店に売却）するというこ
とである。
　今回は、本の進路相談だけをするのだ。

　自室のテーブル代わりに使っているコタツの下や段ボ
ール箱にそれらの本は眠っている。
　積まれた段ボール箱を開けていく。
　うーん、いろいろあるなぁ。
　最近では、本の出版のペースが速く、割と良い本でも
あっという間に絶版や品切れになってしまう。
　絶版と品切れは、厳密に言えば違うことを意味してい
るのだが、注文しても入手が不可能であるので、その本
が欲しい読者にとっては同じことになる。
　これまでは、半年に一回はこうした点検をしていたの
だが、昨年は相次ぐ仏事に追われ、そんな気にもなれな
かったのだ。
　今回は、実に２年ぶりということになる。
　それだけ、間隔があいていればいらなくなった本も有
るだろう、と思っていたら、以外に今回は２冊しかなか
った。
　これは、無駄な本を買わなくなったということなのか、
それとも、嗜好と思考の傾向が固定してきたということ
なのだろうか。

　数年前までは、天井が抜けるのでは？と言うほど本を
持っていたのだが、考えを改めて、一定の量に達したら
何年も読んでいない本は島流しにすることにしている。
　だが、島流しにする候補の本が２冊しかない、となる
と本は再び増殖の一途をたどることになってしまうので
はなかろうか。

　モノを所有することによって、それらのモノに支配さ
れる、ということにはなりたくはないのである。
　
　これで、私がもっと記憶力が良ければ、本などごくわ
ずかで済むところなのだが、あいにく私の記憶力は大し
たことは無いのである。

　本を減らすには、どうしたら良いのだろうか？
　そのことについての良いアイディアが浮かばないだろ
うか。
「そんなんなら、買わなきゃ良い！」
　はい、その通りです。
　反省しています。