不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

絶版になった本と出版社の笑える対応

 以前から手に入れておきたい、と思っていた本を各所で検索し
てみると、その本は、現在絶版・再版予定なし、という表記にな
っている。
 その本の出版元のサイトでは、そんなこと書いていない。今で
も発売中のように載っている。
 これは、私の見込みが甘かったようだ。
 企業の中には、自社のサイトの内容については、関心が薄い会
社がかなりある。一応、自社のサイトを作ってみました、という
程度でしかないのだ。
 さて、どうするか?
 手に入らないとわかると、ちょっと欲しくもなる。
 このあたりは、さすが凡庸なる人間ならでは、である。

 アマゾンで検索してみると、定価3800円のその本が、ユー
ズド価格が9800円から、となっているではないか。
 絶版となると、途端に価格高騰である。
 あまり売れなかったので、絶版になったというのに。これで儲
けようとするお方がいらっしゃるとは、さすが資本主義国である。
 私は、一応、その本の出版社にメールを送ってみた。
 貴社のサイトでは、絶版等の表示はないのですが、アマゾンで
は一万円近くの値段がついていますが、本当に絶版なのですか?
 それから、10分ほどで返信が来た。
「表紙が無くて、その表紙も折れている書店さんからの返品でし
たら在庫があります。破損品ですので、送料はサービスさせてい
ただきます。ご注文いただけるのでしたら、住所、電話番号をお
知らせください」とある。
 う~ん、破損品をお客に売ろうというのか?しかも定価で。
 それも定価3800円の場合、クロネコだと最初から送料は無
料なんだけど。
 送料サービスなんて、恩着せてくれてもねぇ、意味が無い。
 私は、丁重に断りのメールを入れた。
 この出版社は、私の問い合わせに対して、親切なつもりだった
のか、単純に商売だったのか?
 ちょっと、間抜けな感じがする。
 私は、自分以外にも間抜けを発見して、内心ホッとした。

 実は、その本は、市内の図書館に蔵書としてある。
 ホントは、いつでも読めるのだ。

 仕方が無い。
 手書きで写していくか。
 勿論、要点のみではあるが。
 でも、これが勉強になったりする。