当地は地方都市のためか、市民のマスク着用率は依然として高い。
ざっと見ても50%は超えているだろう。
私はマスク着用を頭ごなしに否定するつもりはない。
新型コロナを心底恐れている人たちにとって、マスク着用は頼みの綱だからである。
彼らの弱く揺れ動いている心が、これ以上弱くならないのであれば、マスク着用は仕方ない。
だが、ここにも笑える点は、ある。
極めて小さいであろう新型コロナウイルスが、ドラッグストアで簡単に買えるようなマスクで防げるわけがない。
毒ガスマスクでも、かなり厳しいと思う。
しかし、彼らは不織布マスクで防ぐことができると考えている。
う~ん、面白い。
実にご都合主義である。
たった一枚の布で防げると思っている。
これは、幻想でしかない。
便利で努力がいらないこと、それが幻想の特徴である。
だが、彼らにとっては、これが切実な現実なのだ。
あ~面白い。
幻想の世界に生きる人たちと、かろうじて正気な(笑)私達は、同じ空間、同じ時間を生きている。
彼らと争っても、どうにもならない。
彼らは正気ではないからだ。