私は、これまでラグビーW杯、サッカーW杯、ワールド・ベースボール・クラシックWBCを観てこなかった。
サッカーW杯は、日本戦の幾つかの試合のみラジオの現地からの実況中継を半分眠りながら聞いたことはあるが、テレビでは観ていない。
「興味がないのか?」と言われれば、そうかもしれない。
だが、意識的にそれらに接していない、とも言える。
観ないようにしている、とも言える。
「全国民が熱狂している」「列島大興奮の国民的イベント」といった煽り文句があるような物事に関わりたくないのだ。
そういった狂騒に巻き込まれたくないのだ。
想像しただけでもゾッとする。
私は99.9%の人が同じ方向を向いて興奮していても、なんとも思わない。
それは彼らの一時の情熱の高まりでしかない。
彼らと同じ流れに加わろうとは思わない。
私の価値観から外れていれば、それは無価値、無意味なのだ。
「わぁ~へそ曲がり発見!」と言われるだろう。
その通り、私はへそ曲がりなのだ。
私は今後もこの自分のキャラクターを変えるつもりは一切ない。
ただ世間話には乗れるように、一応の知識は仕入れている。
きっちり対応できる。
それにより、外見的にはへそ曲がりには見えないようだ。
だが、私の芯の部分はそうではない。
へそ曲がりなのだ。
このへそ曲がりが、私を守ってきたし、導いてくれた。
有難いことである。