コシノジュンコさんのような「絶交しない交際術」を実践している有名人は他にもいる。
アントニオ猪木さんである。
猪木さんの元には多くの有能な人材が集まってきたが、離反する人もかなりいた。
猪木さんの常識に囚われない突拍子もない発想に基づく行動についていけなくなるのであろう。
離反後のマスコミのインタビューでは、猪木さんに対するかなり辛辣なコメントも発している。
「そこまで言うか?」というほど強烈な悪口を並べている。
だが、それらの一度は離れていった人達が再び猪木さんの元に戻って来ている。
そして何事も無かったかのように活動を共にしている。
これは驚きである。
猪木さんは、どう思っているのだろうか?
過去のことは水に流しているのだろうか?
最大のライバルだったジャイアント馬場さんでは、絶対に有り得ないことである。
馬場さんは一度自分から離れた行った人をリングに立たせることは決して無かった。
話題にすらさせなかった。
完全な絶交である。
猪木さんには一度はたもとを分かった人とそうでない人の区別はないようにみえる。
猪木さんの心情はどうなっているのだろう?
どなたかインタビューして尋ねてほしい。
凡人には理解できない感性である。