葬祭業者はえげつない。
喪主が精神的に沈み込んでいるところを狙って商談に入る。
「狙ってはいない」という意見もあろうが、実質的には狙っているとしか
言いようがないタイミングで事を起こす。
早めに商談を確定させておきたいのだろう。
そうであっても、もっとそれにふさわしい時というものがあるだろう。
葬祭業者の段取りに沿って、商談の日時をセッティングしてくる。
態度は常に強引だ。
こちらの都合を考慮するつもりは、ほぼ無い。
後々支払う金額からすると、もっとお客側の意向に配慮があっても良さそ
うなものだが、それはない。
喪主のとって身近な親族が亡くなって、大きなショックを受けているであ
ろうことは、わかっているはずなのに、対応に反映されない。
ビジネスライクに、商売最優先ということなのだろう。
どこの葬祭業者も同じ感じである。
これは全国的にも同様なのか、或いは当地だけなのか?
”話を早く纏めて、請求書の作成にかかりたい”という思惑しか見えてこな
い。
どうして、これほど商談を急ぐのか?
それは、喪主が精神的にダメージを受けて弱っている時を見計らって商談
をすることが、葬祭業者には好都合だからであろう。
精神的に衝撃を受けている時に、冷静な判断など出来ない。
落ち着いたまともな判断力が発揮できない状態にある。
それこそが、葬祭業者の狙い目なのである。
~続く~