不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

喪主になったら ③

 葬祭業者はえげつない。

 喪主が精神的に沈み込んでいるところを狙って商談に入る。

 「狙ってはいない」という意見もあろうが、実質的には狙っているとしか

言いようがないタイミングで事を起こす。

 早めに商談を確定させておきたいのだろう。

 そうであっても、もっとそれにふさわしい時というものがあるだろう。

 葬祭業者の段取りに沿って、商談の日時をセッティングしてくる。

 態度は常に強引だ。

 こちらの都合を考慮するつもりは、ほぼ無い。

 後々支払う金額からすると、もっとお客側の意向に配慮があっても良さそ

うなものだが、それはない。

 喪主のとって身近な親族が亡くなって、大きなショックを受けているであ

ろうことは、わかっているはずなのに、対応に反映されない。

 ビジネスライクに、商売最優先ということなのだろう。

 どこの葬祭業者も同じ感じである。

 これは全国的にも同様なのか、或いは当地だけなのか?

 ”話を早く纏めて、請求書の作成にかかりたい”という思惑しか見えてこな

い。

 どうして、これほど商談を急ぐのか?

 それは、喪主が精神的にダメージを受けて弱っている時を見計らって商談

をすることが、葬祭業者には好都合だからであろう。

 精神的に衝撃を受けている時に、冷静な判断など出来ない。

 落ち着いたまともな判断力が発揮できない状態にある。

  それこそが、葬祭業者の狙い目なのである。

 

 ~続く~