9月である。
秋である。
まだ暑い日があるだろう。
だが、夏は終わった。
今年の夏は、それほど暑くはなかった。
暑いことは暑い。
それでも一昨年、昨年のような”激暑”と呼びたくなる暑さ
はなかった。
脳が溶け始めるのでは?というような暑い日はなかった。
私の忍耐のラインのずっと下だった。
20世紀までの夏よりは暑いものの、その程度はずっと
控えめだった。
当地では34℃を超えた日は一日だけだった。
朝夕は気温は下がり、涼しかった。
これは大きい。
昨年、一昨年は、夜10時を過ぎても気温が30℃がら
下がらなかった日が幾日もあった。
日没=気温の低下ではなかった。
昼間の暑さよりも夜の暑さの方が私には負荷が大きかった。
今年は、日が暮れると涼風が吹いてきた。
馴染みの夏の体感だった。
「何言ってるんだ!十分暑かったぞ」という声も聞こえて
きそうである。
実際のところはどうなのだろう?
私の暑さに対する感受性が薄れてしまい、暑さを感じなく
なってしまったということも考えられる。
う~ん、それはありうるなぁ。
自分の感覚は自分ではわからない。
正常とそれ以外の違いがわからない。
自分が良ければそれが標準だと思ってしまう。
自分の普通は世間様の普通だと見なしてしまう。
どうなんだろう?
私としては「今年の夏はあまり暑くなかった」ということ
で結論づけたいと考えている。
来年の夏も、今年程度の暑さなら良いのになぁと今から思
っている愚かな私である。