不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

神社の境内の大鍋。

 これはこの前の日曜日のことである。
 私は食料品の買い出しなどの用事で自転車で家を出た。
 途中、隣の町内の連合会の神社の前を通った。
 境内に直径1.5メートルほどの大きな鍋が置かれそこから
白い湯気が上がっている。
 境内には男性が十数人いる。
 何をしているのだろう?
 なにかを沸かしているのか、煮ているのか?
 気になるなぁ。
 寄って尋ねてみようか。
 否、まずは自分の用事を優先させなければ。
 空は黒雲満載の梅雨空でいつ降ってくるかわからない。
 私は好奇心を振り切って神社の横の道を走って、いつも
のスーパーに向かう。
 買い出しも済、スーパーを出て、場所を変えその他の用
事も終わった。
 私は神社からは遠回りの場所に来ていた。
 あの鍋が気になるなぁ。
 私は再び神社に向けて走り出した。
 着くとすぐに境内に入る。
 鍋の世話している人が指示を出す。
 なにか緊張感があるな。
 食べ物を調理するのではなさそうだ。
 では何をしているのか?
 私は男性に尋ねた。
 「今度のお祭りの花火・・・」
 そう言って黙ってしまった。
 おぉ、この空気は。
 私はここではよそ者である。
 そんな奴に細かく教えることではない、という様子である。
 あぁ、そうですか。
 私は小さくなって神社を退出した。
 う~ん、花火の何をしているのだろう?
 鍋でお湯を沸かして行事の無事を祈る行事をするのだろうか?
 気になるなぁ。