いようだ。
これには私は少し安心した。
最初からその気で準備して放火するつもりならともかく、
突然の出来心で付け火をされても成功する確率は低い
ことが確認できたからだ。
私は一工夫して再度火を付けた。
何をどうしたかは記さない。
不心得者が真似をするといけないからだ。
火は大きく燃え上がった。
かつて私は焚き火をよくしていた。
それなりの自己流のノウハウを持っている。
だが、世間では焚き火は好ましからざる行為として捉え
始められて以降は、焚き火の頻度は激減した。
これでも世間の意向を少しは気にするのだ。
今まで苦言を呈されたことはない。
私の焚き火に気がついておられないのか?
或いは気がついていないフリをしてもらってもらっている
のかもしれない。
枯れ草は燃え続ける。
予め作っておいた枯れ草の塊を投入する。
さつまいもの旬であれば焼き芋を作るところである。
今回は枯れ草をただ焼くだけである。
ぱっと燃えてすぐに灰になる。
そして予定の焼却が終わった。
だいぶ片付いたように見えるな。
次回の焚き火はいつになるだろうか?