終了時刻は午後7時半過ぎである。
この時刻なら落札の様子を見ていられる。
私は午後10時過ぎの終了のオークションは入札だけし
て、結果は翌日確認する。
私にとって夜9時以降は”遅い時間帯”なのだ。
残り1時間となった。
最高価格は800円を超えた。
定価時を上回った。
その本は見返しに数字のスタンプが押されており、少し
薄汚れている。
状態としては中程度以下であろう。
私は再度入札をする。
数回入札し、やっと入札できた。
価格は1000円となった。
ちょっと高いな。
まぁ、仕方ないか。
2つの気持ちが混じる。
終了時刻となった。
私が落札できたのか。
あれ?
終わっていない。
確認すると終了時刻ギリギリに更に入札があった。
私はここで競りから降りた。
これ以上競う気持ちは無かった。
実は、私はこの本の原書を持っているのだ。
だが、私の極めて貧弱な英語力では読み込みにもうひと
つ自信が持てない。
それで翻訳書を見てみたいと思ったのだ。
う~ん、欲しかったなぁ。
否、そうでもないのか。
意外とすぐに気持ちの切り替えができた。
次回の出品を待つとしよう。
出来たら再版を望むがどうなるだろうか?