不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

(自分たちだけ)は危険な感覚。

 今年は日本のみならず、世界各地でも台風が被害をも
たらした。
 台風はご存知の通りタイフーンに漢字を当てはめて日本
語化したもので、他の地域では名前が異なる。
 サイクロンやハリケーンとなる。
 どれも同じ原理で発生、移動して暴風と大雨を巻き起こし
ていく。
 インドではサイクロン、アメリカではハリケーンにより大き
な被害が出ている。
 気の毒である。
 だが、内心(日本だけではないんだな)という少しホッとす
る気持ちも湧いてくる。
 幾分不謹慎ではなるが、そう思ってしまうのだ。
 台風のような猛威をふるう現象が、日本とその周辺の東
アジアだけの事象であったとしたら、どうだろう?
 何か寂しい気持ちになるのではなかろうか?
 他の国や地域でも似たようなことがある、と知るだけで諦
めもつく。
 当地で起きた停電も同様だった。
 停電が当市だけだったら、(早く何とかなんのか!)と気が
急くが、「県内全域と隣の県の広範囲で停電中です」と告げ
られると(まぁそれなら仕方ないか)とあっさりと気持ちが切
り替わる。
 何故、このようになるだろうか?
 (自分もしくは自分たちだけが困難により孤立している)と
いう認識は、実に危うい心理状態なのであろう。