この夏初の夕立である。
気温は再び下がり午後4時には29℃台になった。
これが本来の気温の展開である。
夕方近くになると30度を割るというのが、私たちが長
年馴染んできた状況である。
昼にいくら暑くても、日が陰る頃には涼しくなっている、
これが正しい日本の夏の夕方である。
昭和の夏、20世紀の夏はいつもそうだった。
それが当たり前だった。
今年はそのような記憶を薄れさせるような日が続いた。
高温ばかりである。
これまでも天気予報ではたびたび「大気の状態が不安
定」と報じられてきた。
だが、当地はいっこうに降らなかった。
気温が上昇するだけで雨は無し、これが今年の当地の
傾向である。
隣隣の県では、全国ニュースになるほどのにわか雨が
降っている。
降り方はにわか雨ではあるが、雨の勢いは豪雨である。
当地も豪雨ではちょっと困るが、少し降ってほしい。
そう思っていたところの夕立であった。
久しぶりの涼しい夕方となった。