目的地は、西隣の町内連合会にある神社である。
幹線道路を何本か横切るとその神社が見えてきた。
雑草がボウボウである。
これでもかと言うほど生えている。
この神社を管理している町内会では、ここの他にもう一
つ大きな神社がある。
そちらは神社らしくきっちりと手入れがされている。
地元に二つ神社があるため、もう片方には手がまわら
ないのであろう。
手入れが行き届いている神社は、歴史上のいわれが幾
つもある。
当地のかつての殿様がこの神社に深く帰依をしており、
神社正面には寄進された灯籠が立っている。
この灯籠は市の文化財に指定されている。
境内にはお殿様お手植えの樹木がそびえ立っている。
こちらも案内看板が木の横に建てられている。
その他にもいろいろといわれがあるようだ。
一方、こちらの雑草ボウボウの神社は、どうなのだろう?
ネットで調べた限りでは特に何も無さそうだ。
ネット以外でも、私はこの神社についての由来その他に
ついての記述を読んだり聞いたりしたことはない。
同じ小学校区であり近くに住んでいれば、なにかエピソ
ードの一つでも聞こえてきそうなものなのだが、それも無
い。
由来が不明だと扱いがぞんざいになる。
失礼な話なのだが、それがこの娑婆世界の常なのかも
知れない。
大いに生えている」雑草を見ていると、気の毒になってき
た。
~続く~