不二家憩希のブログ

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役員反省・慰労会に行った。その㉑

 SHさんによる意を決しての宣言は、皆に受け流され
た。
 無視されたわけではない。
 発言に反応することにより炎上してしまうことを避け
たのである。
 真面目な人ほど爆発しやすい。
 真面目な人は可燃性なのだ。
 爆発までの時間が短い。
 一方、不まじめな人は爆発するまでに時間がかかる。
 事態を真面目に捉えていないので、火がつきづらい
のだ。
 彼らは精神的に常に湿っていて不完全燃焼の日々を
生きている。
 なかなか燃えないのである。
 皆のこの対応はSHさんにとっては不本意なものであ
ったことはその表情から見て取れた。
 真面目な人は、自分の真面目さが世間に常に受け入
れられるべきだと思いがちである。
 自身の正しさに確信があり、その確信に世間も従うで
あろうと考える。
 正しいのは真面目な人の言い分ではあるが、この世
間は「曲がったところ」である。
 曲がった世間にまっすぐなものが合うことはない。
 真面目さが常に受け入れられるのは、同様に真面目
な人達の中だけである。
 町内会は、たまたま近所に住んでいると言うだけの
集いである。
 人柄に統一性は無い。
 その点において歪な集団なのである。
 SHさんには不満だったかもしれないが、今回の対応
はこれで良かったと思う。

 ~続く~