不二家憩希のブログ

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幟立てに行った。その③

 秋葉様の祠は目の高さがあり、その土台は石造り
である。
 祠の一画は石の塀で区切られており、地面まで石
造りである。
 その前方には石の灯籠もある。
 夜間には電球に電気の火が灯る。
 区画の入り口の門のようになっている柱の両脇には
提灯が下げられている。
 この提灯は、こうしたお祭りの日だけに下げられるも
のである。
 今回のお祭りは朝8時から午後3時半までなので時
間としては昼間である。
 それでも提灯が下げられる。
 本来、ちょうちんとは照明器具であり、使われるのは
夜間であるはずだ。
 だが、ここでの提灯は非日常性をもたらす仕掛けの
一つとなっている。
 提灯=特別な日、時間ということを示すツールなの
である。
 提灯の上下には青や黄色の線が入っており、真ん中に
秋葉神社」と名前が入っている。
 秋葉神社か。
 へぇ、ここって神社なのか。
 私はこれまで、神様が祀ってある地味な場所という
認識しかなかった。
 神社と言われればその通りである。

 ~続く~