である。
祠の一画は石の塀で区切られており、地面まで石
造りである。
その前方には石の灯籠もある。
夜間には電球に電気の火が灯る。
区画の入り口の門のようになっている柱の両脇には
提灯が下げられている。
この提灯は、こうしたお祭りの日だけに下げられるも
のである。
今回のお祭りは朝8時から午後3時半までなので時
間としては昼間である。
それでも提灯が下げられる。
本来、ちょうちんとは照明器具であり、使われるのは
夜間であるはずだ。
だが、ここでの提灯は非日常性をもたらす仕掛けの
一つとなっている。
提灯=特別な日、時間ということを示すツールなの
である。
提灯の上下には青や黄色の線が入っており、真ん中に
「秋葉神社」と名前が入っている。
秋葉神社か。
へぇ、ここって神社なのか。
私はこれまで、神様が祀ってある地味な場所という
認識しかなかった。
神社と言われればその通りである。
~続く~