7日日曜日は町内会の行事「お日待ち」の日である。
1月下旬に班長さんから出欠の意思を問われており、
出席者は5百円を添えて出席を申し込む。
この行事に出るのは久しぶりである。
ここ数年出席していなかったのには理由がある。
寒いからである。
行事は屋外で行われる。
開始は午後3時である。
その後、祭式の撤去の手伝いもある。
撤去終了は3時半過ぎである。
計30分以上も屋外にいることになる。
寒がりの私には辛い。
それでも、行事に参加するとたくさんの方から「ありが
とう」と言われる。
たまの出席の私でも出席するだけで歓迎される。
お日待ちは年々参加者が減少傾向にある。
町内会の伝統行事であるが、一種の宗教行事でもある。
そのため出席を無理強いできないという現代的配慮が
あるのかもしれない。
儀式が終わると、集会所で食事である。
酒も出る。
神道の行事なので当然である。
私は飲みたくないが、仕方なく飲む。
日本酒の熱燗、冷や、ビール、焼酎、ウィスキーとある。
完全飲み放題である。
それでも出席者は増えずに減ってきている。
ご近所の方たちと飲むのは、肩が凝るのだろうか。
少なからず気をつかう場面もあり、羽目の外し方には限
度がある。
それだったら気の合う仲間だけで集まろう、ということな
のだろうか。
お開きは5時半だった。
外は日が落ちかかっている。
私は満足して家路についた。