朝8時過ぎ、我が家の前の通りにトラックが２台止
まった。
１台は軽トラックで、もう一台は２トン車でクレーン
がついている。
私はクルマ全般について疎いので、パッと見て大
きさは判別できない。
だが、そのトラックは２トントラックで間違いないだ
ろう。
停車位置からすると、用があるのはお隣のＫさん
宅のようだ
トラックから人が降りるとお隣のＫさん宅に入って
行った。
少ししてから、音が聞こえてきた。
何の音だろう？
カチカチという音だ。
私は庭先に出る。
植木屋さんか。
職人さんが二人もいる。
一人が梯子に乗り、一人は地上で作業をしている。
いろいろ話をしながら段取りを確認している。
クレーン車は何に使うのかな？
午後になっても作業は続いた。
4時過ぎ、クレーン車が動き出したようだ。
チェーンの先のカギにベージュ色の大きな袋がぶ
ら下がっている。
あれは、何だろう？
掘り起こした土が入っているのだろうか？
バランスをとって持ち上げて、トラックに積み込む。
そして軽トラックとクレーン付き2トン車は、動き出
しそのまま走っていった。
Ｋさん宅へ行って「あれは何ですかね？」と尋ねれ
ば、すぐに教えてくれるだろう。
私は、こういうことにも無知なのだ。
しかし、私が今回最も気になったのは、かかった経
費である。
職人さん二人とクレーン車の出動である。
私は頭の中でポンコツ電卓を操作する。
綺麗なお庭を維持するのは、大変なようである。
