いつもお邪魔しているブログを見ていたら、ある
蝶についての記事があった。
その蝶は、海を越えて台湾まで飛んで行くそうだ。
台湾までとなると、かなりの長距離である。
渡り鳥ならあり得るだろが、これは蝶である。
蝶がそんなに飛ぶとは、驚きである。
その蝶の名は、アサギマダラという。
体長5㎝、羽根を広げると10㎝になる。
蝶としては大きい部類に入るらしい。
そうはいっても、蝶である。
薄い羽根と軽い体である。
本当にそんな長距離を飛ぶことが出来るのか?
この長距離飛行については、大規模な調査が行わ
れ研究者によって確認されている。
一旦捕獲し、羽根に捕獲地名等を記し、放す。
全国にいる有志による調査員によって、再度捕獲す
る。
再度捕獲される割合は1%ほどだそうだ。
それでも年間数百例が記録として残っているそうだ。
海を渡り国境を越える蝶は、世界でアサギマダラ一種
だけだそうだ。
海を越えるということは、途中で休めないということで
ある。
羽根が疲れたから、どこかに止まって一休みというわ
けにはいかない。
5㎝の蝶のどこにそんなスタミナがあるのだろうか?
渡り鳥でも十分驚きなのに蝶である。
虫である。
あり得ないと思うところだが、事実だそうだ。
そして、このアサギマダラの寿命は4~5カ月とされる。
その一生を飛び続けることで終えるということになる。
なぜそこまでして飛ぶのか?
理由はわかっていないそうだ。