今日のNHKラジオの大雨のニュースも昨日同様酷
かった。
番組冒頭で栃木と茨城の現在の雨の様子を伝えた。
次にアナウンサーは、場面を切り替えた。
場所は東京都葛飾区中川である。
レポーターのアナウンサーは、「ここは雨は降ってい
ない」と伝えた。
どうして葛飾区の中川なのだ?
今だったら栃木か茨城だろう。
これは、「葛飾区中川なら安全だ」と見越してのリポ
ートなのだろう。
実にのんびりしたムードのレポートだった。
NHKのレポーターは、決して危険なところには赴かな
い。
腰が引けているのだ。
どうしても栃木や茨城には近づけません、と言うのな
ら今後雨足が強くなると予報されている東北からレポー
トすべきではないのか?
それ以前に栃木にも茨城にもNHKの支局はあるだろう。
彼らは何をしてるのだろうか?
マイクは東京に戻り、栃木や茨城の状況を伝える。
だが、それらは気象庁が発表している数値のデータ
ばかりで、自身で取材したものではない。
そして、また場面が変わった。
次は東京・新宿駅である。
ここはディレクターがレポートした。
どうして、新宿なのだ?
ここもやはり、安全を確保した上での行動なのだろう。
新宿駅で運休のため困っている利用客の声を伝え
ていた。
あぁ、NHKの報道部は本当に腰抜けである。
加えて普段から怠慢な取材姿勢のため、こうした緊急
時には何をどうした良いのかノウハウが無いようである。
時刻はさかのぼるが、10日午前3時の栃木の大雨の
ニュースでは、こんなことがあった。
東京のアナウンサーが、こう言ったのだ。
「午後10時の時点で全国の放送局を通じてまとめたと
ころによると・・・」
午前10時!
すでに5時間も前のデータではないか。
そんな数字をよく恥ずかしげも無く放送に載せられた
ものだ。
即時性も何もあったものではない。
呆れてしまう。
NHKの台風報道は、本当に役に立たない。