ラジオを聴いていたら、クラシックピアニストのジャン
ルカ・カシオーリの演奏が流れてきた。
ジャンルカ・カシオーリ。
何と日本的な名前だろう!
私は、常々そう思っていた。
「ジャンルか?菓子折り」である。
この人の名前を聞くと、いつもこれを連想してしまう。
自分の分類を菓子折りである、と言い切っている。
特に「菓子折り」である。
中身は何だろうか?
菓子折りというからには、やはり和菓子だろう。
否、洋菓子の可能性も考えられる。
だが、やはりここは和菓子だろう。
品の良さそうなお菓子が箱の中に並んでいる。
先方にこちらからお願いごとがある場合の手土産か。
あるいはお詫びの挨拶の品なのか。
名前が菓子折り、実によろしい。
おいしそうな名前を持つこのピアニストは、現代の名
手の一人である。