不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

Iさんと公園のトイレ掃除。

 挨拶に来られた故Iさんの奥さんと言えば、こんなこ
とがある。
 当町内には近年に開設された市の公園がある。
 そのすぐ横にはグラウンドも併設されている。
 想定されている利用者は当町内連合会の住民とさ
れている。
 公園には子供たちが遊びに来る。
 グランドでは、ソフトボールやゲートボールが行事予
定表に沿って行われている。
 公園にはトイレがある。
 Iさんの奥さんは、そのトイレの掃除をしているのだ。
 誰かに頼まれたからではない。
 市から依頼されているわけではない。
 他の人と交代して、ということもない。
 いつも一人でやっておられるらしい。
  公園が出来てからずっとである。
  もちろん、無報酬である。
 ご自宅と公園が近いということもあるのかもしれない。
 だが、公園やグランウンドにもっと近い家は他に何
軒もある。
 隣接している家も3軒ある。
 どうしてIさんが、トイレ掃除をするようになったのか。
 私は経緯を知らない。
  Iさんは「掃除をしましょう」というような宗教の信者
ではない。
  普通の神道である。
  周囲から押しつけられたと言うことでもないだろう。
 どなたかに尋ねたら?とも思うが、尋ねられた相手も
返答に困りそうである。
 内心では自分ではやりたくない人が大部分だからで
ある。
 正直なところ私もそのうちの一人である。
 藪蛇になるとまずい、と思ってかどなたも話題にしな
いのかもしれない。
  理由はともかく、Iさんがやっていることは素晴らしいこ
とである。
  なかなか出来ることではない。
  これは町内の皆さんや市の公園の管理者もIさんの行
為に甘えているということになる。
  尊敬できる人、偉い人というのは、Iさんのような人のこ
とを指すのである。