食事の後で洗い物をする。
大方終わったところで、細長い物が動いているの
を見つけた。
まさか、あいつか?
それは蛇行しながら動いている。
ムカデだ。
またか。
よく出るな。
流し台の中を脱出を試みているようだ。
だが、こいつも滑って登れないでいる。
今回のは、いつもの奴よりも体長が3㎝ほど小さい。
色も全体に茶色がかっている。
違う種類なのか、同じ種類なのか。
冬には殆ど見なかった。
気温に左右されるのか?
湿った季節なので多く出るのか?
私は食器洗いスポンジを手にとった。
上から一気にムカデを覆いこんだ。
掴むと足早に庭の窓へ移動する。
そして、窓から放り投げた。
屋外追放の刑である。
もう入ってくるなよ。
友達も連れてくるな。
これでは、本当にムカデ・ハウスである。