不二家憩希のブログ

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山口型放牧。

 「レンタカウ」という制度があるそうだ。
 レンタカーではない。
 レンタカウである。
 これは山口県で行われている牛の貸出制度を指す。
 山口県の公的機関・山口県農林総合技術センター
畜産技術部により研究・開発されたシステムである。
 農地の雑草処理には多くの人手がかかり、農機具
の消耗もある。
 だが、放っておけば、すぐに荒れ地となる。
 高齢化する農業従事者だけでは手一杯である。
 そこで牛の登場である。
 牛に雑草を食べてもらうのだ。
 このシステムの研究は1985年に始まった。
 長門市油谷にある棚田の牛舎に隣接する水田に、
黒毛和種の繁殖牛を放牧したのが始まりだそうだ。
 この事例以降、山口県により研究が進められ、電気
牧柵による放牧が導入された。
 このシステムは山口型放牧と呼ばれている。
 牛は餌が食べられ人間も助かる。
 実にエコなシステムである。
 山口県では、これらの牛を無料で貸し出している。
 無料とは嬉しい。。
 山口県は進んでいるなぁ。
 ある意味世界最先端である。
 
 移動放牧の事例  牛の活躍が紹介されています。