翌朝、私は朝のローテーションを一通り済ませた
後、パンツ探しに取りかかった。
日曜日の朝からパンツ探しとは、何だか笑える。
それでも妙なところ、特に屋外にでも落ちていた
らちょっと恥ずかしい。
道を行く人から「あら、あそこの家、パンツが落ち
ている」とか言われるのも嫌だ。
私は外へ出た。
物干し竿の周辺を見てみる。
何も無い。
足どり順に地面も見ていく。
やはり無い。
外ではなかったのか。
少しホッとする。
となると家の中ということになる。
他の洗濯済みの物と混じったのか?
確認して見る。
無い。
う~ん、どこへ行ったのか?
1枚くらい無くなっても困りはしないが、気にはなる。
どうしようか。
このまま保留にするか。
そう思っていると、あることを思い出した。
そう言えば、昨日、乾きがちょっと悪いのでパンツ
を一枚だけ部屋干しにしたのではなかったか。
早速、見てみる。
あった。
部屋干しのハンガーにぶら下がっている。
干してあったのだ。
あ~あ。
自分でやったことである。
だが数時間後には忘れてしまっていたのだ。
自分の記憶力の悪さには呆れてしまう。
否、注意力不足なのか?
どちらにしろ、たるんでいる。
寒くてより一層トロくなっているのか?
気持ちを入れ直さないといけないなぁ。
そんな気になった日曜日の朝だった。