不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

消えたパンツ。その②

 翌朝、私は朝のローテーションを一通り済ませた
後、パンツ探しに取りかかった。
 日曜日の朝からパンツ探しとは、何だか笑える。
 それでも妙なところ、特に屋外にでも落ちていた
らちょっと恥ずかしい。
 道を行く人から「あら、あそこの家、パンツが落ち
ている」とか言われるのも嫌だ。
 私は外へ出た。
 物干し竿の周辺を見てみる。
 何も無い。
 足どり順に地面も見ていく。
 やはり無い。
 外ではなかったのか。
 少しホッとする。
 となると家の中ということになる。
 他の洗濯済みの物と混じったのか?
 確認して見る。
 無い。
 う~ん、どこへ行ったのか?
 1枚くらい無くなっても困りはしないが、気にはなる。
 どうしようか。
 このまま保留にするか。
 そう思っていると、あることを思い出した。
 そう言えば、昨日、乾きがちょっと悪いのでパンツ
を一枚だけ部屋干しにしたのではなかったか。
 早速、見てみる。
 あった。
 部屋干しのハンガーにぶら下がっている。
 干してあったのだ。
 あ~あ。
 自分でやったことである。
 だが数時間後には忘れてしまっていたのだ。
 自分の記憶力の悪さには呆れてしまう。
 否、注意力不足なのか?
 どちらにしろ、たるんでいる。
 寒くてより一層トロくなっているのか?
 気持ちを入れ直さないといけないなぁ。
 そんな気になった日曜日の朝だった。