不二家憩希のブログ

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エリック・フロイマンスを聴いた。

 NHK-FM”セッション2013”を聴いた。
 今日はオランダのジャズ・トランペット奏者エリ
ック・フロイマンスだった。
 普通のフォー・ビート・ジャズではない。
 クロスオーバー・ジャズとでもいうようなサウン
ドである。
 バンドはリーダーでトランペットのフロイマンス、
エレクトリック・キーボード、エレクトリック・ベース、
そしてドラムの4人である。
 この編成からも察せられるように、かなり電化し
た音楽である。
 ベースは曲によっては強めのエフェクターがか
けられている。
 そして、トランペットにも複雑なエフェクターが繋
がれている。
 曲の展開もオースドックなジャズのそれではない。
 明らかにプログレッシブ・ロックの方法を使ってい
る、
 正統派・王道ジャズが好きな方には気にいられな
いかもしれない。
 だが、私はこういうサウンドが大好きである。
 ジャズ界としては異端の存在ということになるだろ
うが、それでも一定以上のファンはいることだろう。
 このトランペットのフロイマンスは、自分のバンドの
時は電化した音を奏でているが、活動の場はそれだ
けではない。
 クラシック・トランペット奏者としても演奏をする。
 世界最高峰のオーケストラであるロイヤル・コンセル
ヘボウ管弦楽団とも共演をしている。
 生音も素晴らしいのだ。
 クロスオーバー・ジャズとクラシック音楽のトランペッ
ト奏者という両極端の音楽を演奏できる技能の高さ
がある。
 今後の活躍も楽しみである。
Eric Vloeimans