当地は地元の人が”台風銀座”と呼ぶ地域に住ん
でいる。
そのため台風については少しは詳しくなってしまっ
ている。
今回の台風17号でも、事前にその進路や速度を分
析してみた。
そこで気がついたことがある。
気象庁が発表する台風の速度は常に5㎞刻みであ
る、ということである。
時速30㎞、35㎞、45㎞と言う具合である。
37㎞とか43㎞ということには一度もなっていない。
今までずっとそうだ。
これは一体、どういうことなのだ?
あらゆることにおいて高い精度を求める国、この日
本である。
それなのに5㎞刻みなのである。
なんとも大雑把でではないか。
何故なのか?
私は次のように推測している。
・気象庁と言えども台風の速度については確証が
持てない。
現在の観測機器では実はよくわからない。
だが、速度も発表しなければならない。
そこで何とか5㎞刻みという大まかな数値で発表し
ている。
多分、そんなところだと思う。
しかし、気象庁は役所なので醜いプライドがある。
自分たちの精度の低さを自ら発表することはまずな
い。
この辺りの事情をご存じの方がおられたら是非ご
教示頂きたいと思います。