不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

初盆法要へ行ってきた。その③

 私が招かれているその初盆の家で話をしたことが
あるのは、伯母だけである。
 それも子供時代のことで○十年も前である。
 その後は、冠婚葬祭で会った際に定型文のような
挨拶を交わす程度である。
 頭の中でいろいろと状況をシュミレーションを試みる。
 親戚なので素性は熟知している。
 だが、どんな人達なのかは、わからない。
 性格、人柄などが私には殆ど不明である。
 データがまるでないからだ。
 なんとも不思議な状況である。
 これでは脳内シュミレーションもうまくできない。
 ”知らない人達”に会いに行く、だが、血縁はある。
 これは日常的には、滅多にないケースである。
 いくら脳味噌をひねっても、うまくいかない。
 どうしよう?
 私はインターネットでその初盆の地域を検索してみ
た。
 人間がわからないのでせめて地域情報でも仕入
ておこうと思ったからだ。
 そうしているうちに、その町に住んでいる人のブログ
を発見した。
 親戚の家は山間の小さな町にある。
 そこそこ古い家柄で「○○町で△△家と言えば誰で
も知っている」と言われている。
 亡くなった伯父も町の要職をいくつも務めていた。
 私は、そのブログに書き込みをしてみることにした。
 「長年会っていないそちらの町の親戚にお盆で伺う
のですが、人的不案内でいろいろ迷っています」といっ
たことを書いてみた。
 一応伏せ字にしたが、その家の名前も書いておいた。
 果たして、これでわかるだろうか?
 また、この内容で通じるだろうか?
 そして返答はあるのだろうか?
 
 ~続く~