1961年の春は、ピーター・フォーク出演作品が
立て続けに放送されている。
4月26日には、”Naked City"に出ている。
このドラマシリーズにフォークが出演するのは、
これで3回目である。
この回は”A Very Cautious Boy (非常に用心
深い少年)”というタイトルだった。
弁護士ロイ・バクスターは暗黒街のシンジケー
トを率いる裏の顔を持っていた。
シンジケートは地元のレストランのオーナーから
みかじめ料を強要してきていた。
オーナーのガヌーリアン夫妻は、こうした不当な
要求から逃れるため、リー・スタントンという用心
棒を雇うことにした。
今回のフォークは、このリー・スタントンと言う男
の役だった。
その次のフォークのテレビ出演は、9月29日放
送の連続ドラマ”Target: The Corruptors”ゲスト
出演だった。
このドラマシリーズは、大新聞の記者・ポール・
マリーノと彼の密偵ジャック・フロードが犯罪を調
査していくというものであった。
その調査結果は、警察に提供され、特ダネ記事
になるという設定であった。
フォークが出演した回は”100万ドルのダンプ”
というタイトルで産業廃棄物処理業者にまつわる
犯罪を扱っている。
フォークはその産廃処理会社の経営者で裏の
顔はギャングのボスという役だった。
この回にはフォークと共にウォルター・マッソーも
組合の代表役でゲスト出演している。
本日紹介した2本のドラマの両方で、フォークは
悪役もしくは暗黒街の男のやくだった。
この頃のフォークの役は、こうした役が実に多か
った。
~続く~