不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

世界的セレブのご令嬢、日本で試合をする。

 私は総合格闘技が好きである。
 と言っても大して詳しいわけでもない。
 ただ、自分で出来る範囲で情報を収集している。
 先日、ある有名人の娘さんが日本で総合格闘
技の試合を行った。
 私は女性が総合格闘技を行うことについては、
賛成ではない。
 むしろ反対である。
 それは、総合格闘技があまりに野蛮で危険だか
らである。
 女性は骨格も細く、試合で受けるダメージに耐え
きれないのでは、と思われる。
 総合格闘技は、いわゆる”何でもあり”の格闘技
で禁止事項も極めて少ない。
 当然、顔面も殴る。
 ボコボコに殴るのだ。
 格闘技の試合とは言え女性の顔を殴るのは良く
ないと思う。
 さて、その日本で試合を行った選手の父親とは誰
なのか。
 それは、映画監督・ジョージ・ルーカス氏である。(以下敬称略)
 ジョージ・ルーカスと言えば映画に疎い私でも知っ
ているスター・ウォーズ等の作品で知られる映画界
の巨匠である。
 彼は世界的な有名人で文字通りのセレブと言える。
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元々はフィットネスのためにムエタイ(いわゆるキック・
ボクシングのこと)とブラジリアン柔術を学び始めた。
 そしてギルバート・メレンデズやジェイク・シールズと
いった有名選手の指導を受けるうちに彼らから才能を
認められ、プロ転向を勧められた。
 痩せるためにジムに通っていた素人が、プロ選手から
プロでも通用する、と太鼓判を押されたのである。
 彼女には元々素質と才能、そして向上心があったの
だろう。
 だが、その時点では彼女があのジョージ・ルーカス
の娘だとは誰も知らなかった。
 彼女の素性が知れ渡ったのは、プロ・デビュー戦で
の敗戦後のことである。
 それから彼女は、多くのマスコミに取り上げられるこ
とになった。
 あの有名監督の娘が、よりによって危険極まりない
総合格闘技のプロ選手なのである。
 セレブのご令嬢は、普通はこういうことはしないものだ。
 そうした人たちにはお決まりの生活スタイルというも
のがある。
 高級、安楽、優遇、といった世界である。
 しかし、アマンダ・ルーカスはそういう方向には向かわ
なかったのだ。
 これは格好のネタとなった。
 敗戦後にマスコミに知られることになり、彼女のやる
気に火がついた。
 負けたままではいられない、と言う思いからだった。
 その後、彼女は勝利を積み重ね、世界チャンピオンに
挑戦するまでになった。
 その試合は惜しくも破れたが、彼女の実力は広く知ら
れることとなった。
 では、父親のルーカス監督は自分の娘が危険な総合
格闘技に携わっているいことについて、どう考えているの
か。
 ルーカスは、娘が総合格闘技を始めた当初は猛烈に反
対していたそうだ。
 そりゃ、そうだろう。
 女性がやるには、危な過ぎるのだ。
 だが、彼女の総合格闘技にかける真摯な姿勢を見て態
度を軟化し、今では全面的なサポートをしてくれているそう
だ。
 掲載した映像では試合は4分30秒頃から始まる。
 なお、この映像では、対戦相手である日本人選手が、試
合後一揉め起こしている。
 自分のコーナーで「それをするか!?」という唖然とする
行動をとる。
 そして、それに対するトレーナーの毅然とした態度が強く
印象に残る。
 総合格闘技は試合状況によっては、とても危険なので素
早い対応が必要なのだ。
 そんな世界で、セレブのご令嬢が活躍している。
 これはやはり彼女の存在は異端と言っても良いかと思う。