夜8時になると遠くから何かゴ~ン、ゴ~
ンという音が聞こえてくる。
何の音だろう?
一定の間隔で音がする。
2月中旬ごろから毎日である。
ほぼ同じ時刻に音がしだす。
工事の音か?
こんな夜に工事をするとは思われない。
時折途切れては、また始まる。
不気味さや不穏な感じはしない。
私は、この音が何の音なのか、まるでわか
らなかった。
外に出て、その音がする方向に行って確か
めてみれば、すぐにわかることかもしれない。
だが、この寒さである。
出歩く気には、とてもではないがなれない。
家の中で推測するしかない。
一体何の音だろう?
それから1週間後、私はようやくその音の正
体がわかった。
その音は、4月の初めに行われる当地のお
祭りの練習の音だった。
夜に集まり、定時スタートで練習をしているの
だ。
それにしても一ヶ月半も前から練習をしている
のか。
もうそんな季節なのか。
私は、このお祭りに関しては決して反対では
ないのだが、少々批判的なのだ。
それについては、またいずれの機会に記した
いと思う。