不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

見事な落下・はやぶさのカプセル。

 小惑星探査機はやぶさが運んできたカプセ
ルはオ-ストラリアに落下した。
 これは偶然ではなく、宇宙航空研究開発機
構(JAXA)が地上からはやぶさに指示を与え
て軌道を修正し狙い通りの地点に落下させた
のだそうだ。
 へぇ~、そんなことが出来るのか。
 これは凄いことではないか。
 機体が燃え尽きるほど速い速度で飛行して
いるのに、それに対して指示を出し従わせるこ
とが出来るとは、驚きである。
 しかも、それを予定通りの地点に落としたの
だ。
 これが、間違って海にでも落下していたら大
変である。
 それが深海だったら一大事である。
 でも、いくら深海と言っても海の中なら潜って
拾って来れば良いのでは?と思われるかもし
れない。
 しかし深海は宇宙空間と同じ位、人間そして
機械にとって極めて厳しい環境なのだ。
 深海の過酷さは宇宙空間と何ら変わりない、
とまで言われている。
 ちょっと意外なようだが、米国の油田事故が
一向に終息に向かわず今のところ打つ手無しの
状態であるところを見ると、そうかなのかぁ、と
思えてくる。
 あるいは、陸地でも場所によっては事故につ
ながりかねない。
 人口密集地に落ちたら、人身事故が発生しか
ねない。
 アマゾンのジャングルにでも落ちたら、見つけ
出すまでに一苦労だろう。
 ヒマラヤとか高地だったら登山隊を組織して
探しに行かねばならない。
 北極や南極だったら、探査船を出さなければ
ならないだろう。カプセルも凍ってしまうかもしれ
ない。
 それよりも、落ちたらもっと厄介な場所がある。
 北○鮮とかに落ちたら、とてもややこしいことに
っていただろう。
 簡単に引き渡してくれるとは思えない。
 カプセルが外交カードに利用されてしまうと思
われる。
 こうした自然環境や国際政治状況などをいろい
ろ考慮した上で、オーストラリアの砂漠に落下さ
せることになったのだと思われる
 落下地点はアボリジニの人たちの聖地なので、
回収チームではアボリジニの人たちの意向に従
い礼儀を踏んだ上で回収作業が行われたそうだ。
 日本の技術力は素晴らしいものがあるなぁ、と
科学半可通の私は感心するのであった。