不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

県護国神社への寄付を集めて回った。その②

 今回私が集めることになった○○県護国神
社への寄付金は、正しくは「お初穂料」と言
う。
 神道では、大雑把に言って寄付金のことを
お初穂料と表現しているそうだ。
 古来から稲作が中心だった日本における民
族宗教である神道らしい表現である。
「寄付金」と言うよりも「お初穂料」と言う
と何か有難い様な感じがしてくるから不思議
である。
 私も日本人として、いろいろと刷り込みが
なされているようだ。
 だが、当ブログではなるべくニュートラ
な立場で記したいので寄付金と表記すること
にする。
 この寄付金集めは、例年町内会を通して行
われている。
 このことについては、いろいろ意見もある
と思う。
 私的な宗教であるはずの県護国神社への寄
付金を、何故公的組織である町内会で行って
いるのか、と言う点である。
 これは指摘の通り、おかしなことである。
 実際、日本にはこれについての批判運動を
展開している地域もあるようだ。
 おそらくこれについて法的判断を求めた
とすれば、批判勢力が勝つと思う。
 だが、そこは裁判沙汰にしたくない、とい
う配慮の元そうしないだけなのだろう。
 私もおかしいな、とは思いつつも、今のと
ころは見逃している。
 見逃すのも忍法世渡りの術だからだ。
 神社の境内は誰でも入れる場所である。
 こうした神社が街から無くなると、寂しい
ものになることは簡単に想像が出来る。
 しかし、それを維持するには現実にそれな
りのお金がかかる、ということは私にも理解
できるからである。
 それで、少しくらいの寄付の依頼はあって
も当然だと思うからである。
 しかし、批判したい点も無いわけではない。

 ~続く~