不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ローカル新聞の見本紙を読んだ。その②

 隣の市にはローカル新聞社が2社もある。
 我が家に見本紙を地面に直置きしていった
T新聞とそのライバルのH新聞である。
 中核市に新聞社は2社もいらんだろう、と
私は思うのだが、2社とも何とか経営を続け
ている。
 それら2紙は市内と近隣の市を含めた人口
60万人を読者に想定しているらしい。
 しかし、我が家の近所でこれらローカル新
聞を購読している人など殆どいない。
 発行しているお膝元の市では熱狂的に支持
されている、ということも無い。
 町内のTさんはT新聞を取っているという
話を聞いたことがあるが、今でも読者なのだ
ろうか。Tさんのように地元の活動に特に熱
心な方なら読むかもしれないが、そういう方
は例外的なようだ。
 少なくと私の友人・知人でT紙やH紙を取
っている人は今までも一人もいなかった。
 どうやって経営を成り立たせているのか、
不思議である。
 何か魔術か秘術を使っているに違いない。
 
 私は、ビニール袋に入った見本紙は平日版
と日曜版の2紙だった。
 私は、まず平日版を読み始めた。
 読めば経営の秘密が隠されているかもしれ
ないからだ。
 このT紙はタブロイド版の12ページであ
る。
 数年前までは普通サイズだったのだが、大
幅な改革の一環としてタブロイド版に紙面を
縮小したのだった。
 何か面白い記事があるかと思って探したが、
何も無い。
 何しろ文化活動などのインフォメーション
のページが4ページもある。
 ○月○日に○○公民館で市主催の料理の講
習会がある、といった案内である。
 12ページしかない新聞に4ページもいら
んだろう。
 他にはテレビ・ラジオ欄が見開き2ページ
もある。
 これらは新聞社が取材したものではなく、
掲載を希望している団体や放送局が提供して
きた情報でしかない。
 それを新聞社がそのまま載せているだけで
ある。
 コピー&ペーストの1種である。
 こんなこと一定の編集技術があれば誰にで
も出来る。
 多分高校生なら十分出来ると思う。
 これで、プロの新聞社かと疑わしくなって
くる。

 ~続く~