不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

線の切れ目が縁の切れ目。その①

 夜、寝室に入って蛍光灯の紐を引っ張った。
 あれっ、点かない。
 蛍光灯が切れたのか?
 そんな筈はない。
 本体そのものもまだ買ってからそれほど経
っておらず、蛍光管もそれほど使ってはいな
い。
 となると、電子点灯管が古くなっているの
か?いやこちらも古くはない。
 では、何故点かない?
 仕方ないので、その日は電灯をつけずに、
暗闇でパジャマを着てそのまま寝た。

 翌日、それでもひょっとして電子点灯菅が
切れたのかも?と思い、予備の点灯菅と交換
してみた。
 だが、それでも点かない。
 何故点かない?
 そのれから再び夜が来て蛍光灯の紐をひっ
ぱてみたがやはり点かない。
 時間が経てば点くようになると言うもので
はないのだが、一応引っ張ってみたのだ。

 その翌日、さて今度はどうしようか、と頭
をひねった。
 頭をひねると言っても私は平均的一般男性
よりも電機の知識は乏しいと思う。
 音楽好きなのでオーディオに関する知識は
少しはあるかもしれないが、それ以外につい
ては蚊さっぱりである。
 さすがに電機は雷様が起こしているとまで
は思ってはいないが、それに近い程度の知識
しかない。
 それにしても蛍光灯が切れるとは、珍しい
な。
 などと考えているうちに、時間は過ぎ、再
び夜が来た。

 ~続く~