不二家憩希のブログ

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ズボンを買いに行く。その⑦

 そのリサイクルショップは、リサイクルシ
ョップと称しているものの、置かれている殆
どの商品は新品である。
 これらは、衣料品の激安ショップ等と同様、
問屋などの在庫品を買い取ってきているもの
と思われる。
 あるいは、リサイクルショップなので、問
屋や小売店が直接売りに来た物もあるのかも
しれない。

 この市内にもこの10年ほどでリサイクル
ショップが次々に開店している。
 それらはどのくらい繁盛しているのかわか
らないが、どこも閉店せずに営業を続けてい
るところを見ると、それなりに商売になって
いるのだろう。
 あるいは外から見るよりもずっと儲かって
いるのかもしれない。
 その昔はリサイクルショップは都市部に行
かなければ無かったと思う。
 それが、今ではどこの街に行ってもリサイ
クルショップはあるようだ。
 これは激安衣料品店が増えてきたのと同じ
傾向にあるようだ。
 
 沢山あるリサイクルショップも、それぞれ
品揃えが少しずつ異なっている。
 店頭もしくは出張で買い取られた物を中心
に販売している、つまり中古品売っている文
字通りのリサイクルショップが最も多いよう
だ。
 私が今回行ったのは、リサイクルショップ
であっても新品の方が多いという店である。
 問屋等で眠っていた商品をもう一度売りに
出すのである。
 ほこりをかぶり、在庫として持て余してい
た物を再度売るのだから、こちらもリサイク
ルショップと言えるのかもしれない。

 私は、このリサイクルショップにたまに行
く。
 ここは新品が安いのだ。
 と言ってもホームセンターではないので、
品揃えがまちまちで、自分が欲しいものがあ
るかどうかは、行ってみないとわからない。
 その時に無くても、次回にはあったりする。
 品揃えに文句が言えないのがリサイクルシ
ョップの辛いところだが、お客としては安さ
には代えられないので我慢することになる。

 安いと言うことは、お店では圧倒的な権威
がある。
 安さにはなかなか逆らえないものだ。

 ~続く~