不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

「オオカミ少女はいなかった」でようやく気が付いた私。

 昨日書いたオオカミ姉妹は、一種の俗説で
あり、心理学者や教育学者達が認めているわ
けではないそうだ。
 なんだ、そうなのか。
 私は長いことこの姉妹の話は学術的にも証
明された事例となっているのかと思っていた。
 心理学や教育学の世界では、この姉妹の話
はまともに取り上げるような話ではないらし
い。
 だが、この話は多くの人に広まっている。
 それは、この話は真実だ、と信じてしまっ
た人達よって語り継がれてきたからである。
 この話はさまざまなメディアで取り上げら
れてきた。
 それらは常に無批判に紹介されたため、す
ぐに広まり、あっさりと定着してしまった。
 どなたかが「この話は嘘だよ」と教えてく
れれば良かったのだろうが、そんな人もいな
かった。
 この世界には虚偽を正す義務と言うものは
犯罪など法に関わるものを除けば原則として
存在していないのだ。

 長い間、嘘を信じ込んでいた自分に呆れて
しまう。
 人の愚かさには限りが無いようである。